知っているようで知らなかった電気についての用語や、基礎知識などをご説明します。 電気のしくみを理解すれば、機械を正しく使うことができ、思わぬ事故も未然に防ぐことができます。
<電 流> 単位はA(アンペア) |
電力(W)=電圧(V)×電流(A) |
電気の流れる量のことを電流といいます。 電流は、マイナスの電気(電荷)を持つ電子が原子の中から飛び出して移動することで発生します。マイナスの性質を有する電子はプラス極に引き寄せられますが、この電子の移動を電流といいます。電流を図のような水車に例えると、流れる水の量になります。 |
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<電 圧> 単位はV(ボルト) | |
電流を流そうとする力のことで、日本では100V(単相)/単相200V/三相200V があります。 水は高い所から低い所に向かって流れますが、電流も高電位から低電位に向かって流れています。電流を流すためには電気の圧力が必要で、水位に相当する電位の差を電位差といいます。この電流を流す力である電位差を一般に電圧と呼んでいます。 水車で例えると、流れる水の落差(水位差)になります。 |
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<電 力> 単位はW(ワット) | ■例えば |
電気エネルギーの単位時間当たりの仕事量を電力といいます。 電力は電気エネルギーを消費することであるため、消費電力とも呼ばれています。水車で例えると、水車を回すための力(水力)になります。大きな水車を回すためのの水の力(水力)は流れる水の量が多いほど、また落差(水位差)が大きいほど、 またその両方が大きいほど大きくなります。 ここで水力を電力とすると、電力は電流(水の量)と電圧(落差)との積となることがわかります。 |
<例1> 100Vの電圧で2Aの電流で行った仕事量は? 100V×2A=200W となります。 <例2> 200Vの電圧で1Aの電流で行った仕事量は? 200V×1A=200W となります。 Wは仕事量ですから 同じW数なら電圧や 電流が違っていても仕事量は同じです。 |
エンジン出力の表示は、W(ワット)またはkW(キロワット)と表されます。
発電機の出力は電圧(V)×電力(A)の積VAで示され、一般的には1,000倍のkVAを使います。
単相交流発電機では kW=kVA となるのですが
三相交流発電機では、力率が関係してくるため kW=kVA×0.8となります。
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